ここ10年ほど、美容室に週刊誌が置かれていないように感じます。
以前には美容室に行けばいろいろな雑誌が目の前に並んでいました。
席につくとすかさず
「何か読まれますか?」
「どんな雑誌がお好きですか?」と、美容師さんに声をかけられました。
ずっと昔、親しくしていた美容師のかたに言われたことがあり、永く記憶している一言があります。
「サロンに来たら、雑誌を読まずに目の前の鏡を見てほしいな。自分を見て、ここに来たら自分自身に向かい合ってほしいんだ。これからきれい変わっていく自分を見ていて」
もうかれこれ30年ほど前の会話を今も覚えているのは、私が「…なるほど」と思ったからです。
私自身がサロンワークが好きなのも、その美容師のかたの影響です。
サロンは自分に向かい合う場所。
他人のゴシップに関心を持つよりも、もっと自分に興味を持って、ということをそのかたは言いたかったのでしょう。
※画像は最近訪れた美容室のモバイル雑誌の1ページです。3位に「あの人の給料明細」がランクインしています。やっぱり他人が気になってしまうのは世の常なのかもしれません。
(インターナル)