「思い出のあとさき」

2023年09月01日 00:11

夏の終わりが近づくこの時期になると思い出す曲があります。
井上陽水さんの『少年時代』です。

歌詞の中の

「夢はつまり、思い出のあとさき…」

この文脈が好きで、音韻も耳にした時に気持ち良く感じます。

あとさきとは、過去と未来をつなぐ記憶の順序を現す言葉です。

少年時代の夏が終わってしまう虚しさを
美しい旋律がきれいに表現している一曲だと思います。

この曲がテレビから流れていた1990年の夏は、ちょうどバブルが終わった頃でした。

夏ならではの風景がイメージできる、聴く人を懐かしく、夏の終わりの儚い一瞬を感じさせてくれます。

懐かしいと感じるのは振り返る過去があって、その過去を肯定しているから…

過去の悲しい思い出を、「懐かしい」と表現してみてください。
何か、印象が変わるかもしれません。

井上陽水さんの40周年武道館
https://youtu.be/CY1_6lZpQVI?si=IizICidDNyi4XCGe


(タイムライン)

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