駅ビルに「サンリオ・ファンシーレトロ」の催事場がオープンしていました。
2000年代初頭から、昭和30年代〜40年代(1955年 - 1965年)の時代を懐古する昭和レトロブームが人気のようです。
私が生まれた頃の日本は、まだ電話もシャワーも電子レンジもない家庭も多く、もちろんスマホやパソコンは存在しません。
今思うと不便な時代でしたが、昭和レトロブームが続いている理由は
「今よりも生きやすかった時代への憧れ」
これが主な理由のようです。
不便なのに生きやすかったというのは矛盾しているように感じますが、生きやすかったのは
"情報が少なかったから"だと感じます。
昭和の時代は、自分を他の誰かと比べるにしても比較する他者が少なく、せいぜい近所の友達や従姉妹と自分を比べる程度でした。
それが今は、開いたスマホを流れていく配信や広告の他者の画像見て、直接会ったことのない他者と自分を無意識に比べることが習慣になっています。
他者と自分を比べてしまう癖は、インナーチャイルドの生きづらさの一因でもあるでしょう。
育成者から否定や差別(区別、比較)を受けたインナーチャイルドは、大人になってからも自分と他者を比較してしまいます。
生きづらさは他者と自分を比較する無意識の習慣。
「あぁ、そうかも…」と思われたかたは、ご自分のインナーチャイルドを探してみてください。
画像のキティとハンギョドンは、お互いを比べることはしないでしょう。猫も魚?も生きる場所が違いますから、比べる必要はないですよね。
スーパーマーケットで「今日はトマトを食べたほうがよいか、それともトマトはやめて今日は魚を選ぶべきか…」と、ふたつの優劣を比較することはしないでしょう。
どちらにも、価値ある栄養素が備わっています。
そしてお互いが
「ほかの誰かになろうとしない自由」は、
生きやすさに必要な価値観です。
あなたは、あなたにしかなれません。
(インナーチャイルド)