2023年11月30日 10:24

「春はあけぼの」から始まる枕草子。

清少納言が著した平安時代の随筆です。

来年のNHK大河ドラマも平安時代が舞台です。

枕草子には四季のうつろいに感じる価値観が表現されています。

・春はあけぼの (明け方が良い)

・夏は夜    (夜が良い)

・秋は夕暮れ  (夕暮れ時が良い)

・冬はつとめて (早朝が良い)

清少納言は自分が好きな世界観を
持っていて

あれが好き、これは好きではない

と主張することができたのは
文字を書く技術を持っていたからです。

そして枕草子が現代に伝わっているのも、
四季それぞれに目に見える色や景色、聞こえるものや温度など、VAKで視覚、聴覚、体感覚をイメージできるような語彙力を使っているからだと思います。

イメージの言語化のトレーニングとして、
国語の教科書に掲載されているのもうなづけます。

「秋は夕暮れ(が良い)…」

夕暮れの一瞬の色は、偶然見ることが出来た色。
人間の感情と似ています。

1000年前に生きた清少納言も
マインドフルネスを実践していたのかも
しれません。

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